こんにちは、もるたるです。
最近は天気が安定しないことが多く、
晴れていても、
急に大雨&雷がやってくることがよくありますよね。
そのため、
最近の週末は外に出かけるのがためらいがちです。
そんな日の朝、
こんなTweet(今はPostっていうのか?)を見かけました。
バッテリーグリップ端子のカバーがなくなったということなので、
思わず、「売ってますよー」と下記リンクをリプライしてしまったのですが、
どうやら「CVR-XT4」は現在はどこにも売っていないようなのです・・・・
(バッテリーグリップ端子部カバーはこのカバーセットに含まれています。)

色々探したのですが・・・
どこにも売っていない・・・

X-H2Sにバッテリーグリップを取り付ける際、この部分のカバーを外す度にいつか無くしそうだなと思っていました・・・

サードパーティ製をいろいろと探してみたのですが、
僕の検索能力では、
怪しいもの(本当に装着できるのか?)しか見つけることはできませんでした。

自分の持っているカバーを見る限り、
計測&モデリングが簡単そうな形状だったので、
いつかこのカバーを紛失したときに備えて、
3Dプリンターで造形してみることにしました。
今回は、
「生産終了?なのか、現在購入することができなくなってしまった
FUJIFILM X-T4のバッテリーグリップ端子用のカバーを、
自分で計測して、3Dプリンタで造形してみる」
という記事になります。
FUJIFILM X-T4のカバーを失くなった方や、
その他の部品を失くしてしまった方
の参考になれば幸いです。

CVR-XT4の計測とモデリング
早速、
家にあるものを使ってざっくり計測していきます。
計測はノギスとスケールを使って行いました。


スケールはともかく、
ノギスはプラスチック製の安価なものなので、
精度は期待できません・・・

そろそろちゃんとしたもの買いたいなぁと思ってから数年放置してます。
サクサク&ざっくり計測して、
形状に落とし込んでいきます・・・・

1時間後・・・・
ようやく形状が完成しました。
形状はなんだかそれっぽいです。
今回のモデルには、
おおよそ実物の形状を落とし込んでいますが、
金型品ではなく、
3Dプリンタ造形品のため、
実製品より強度が多少下がることを想定して、
肉厚を気持ち厚めにモデリングしました。
造形する
モデリングが終わったので、
STLファイルを生成します。
すぐにでも造形(3Dプリント)したいのですが、
僕は3Dプリンターを持っていないため、
外部サービスを利用します。
僕が利用しているのは、
DMM.makeです。

家庭用の積層型3Dプリンタとは異なる圧倒的な造形精度なので、気になる方は一度お試しください!

以前、何社か見積もりをしてみたのですが、
- 安価
- 見積もりが早い
- 材料が豊富に選べる
が理由で、
DMM.makeを使うことにしました。
注文までの手続きは超簡単で、
きちんとモデルが作成できていれば、
3Dデータのアップロードから注文までにかかる時間は10分程度です。
https://make.dmm.com/print/personal/
モデルに不備があり、
造形できないと判断されると、
システムから通知が来ます。
今回は特に問題なく、
モデルのチェックが済んだようで、
無事「造形可能」と通知が来ました。

モデルチェックが終了したら、
注文に進みます。
下記のような材料の選択画面に遷移します。

ここで材料を選択し、
注文することになります。
かなり豊富な材料を選択できるので迷ってしまうところです。
素材により価格が違うので、
価格と見た目ばかり気にしてしまいますが、
吸水性や劣化の有無など、
材料の特性を把握するために、
各材料の「デザインガイドライン」は必ずチェックしてください。

CVR-XT4はゴムのような素材感で、
弾性と摩擦が大事なような気がしています。
自作した場合でも、
そこは同じようなものにしたかったので、
材料は「高硬度シリコーンゴム」を選択しました。

価格は2422円と少し割高になりました。

これより安価なものに「ゴムライク(Agilus30)」という素材がありましたが、
こちらの材料のデザインガイドラインを最後まで確認すると、
一番下に下記の記載があったため、
今回は採用しないことにしました。

水につけると吸水し変形します
DMM.make
今回の場合は、
特に急いでいないので、
即納じゃない方を選択して注文完了です。
5日〜10日程度で発送されるようなので、
楽しみに待ちます。
実物を測定してモデリングしたとはいえ、
造形精度や変形については、
僕は予測できないので、
しっかり装着できるかはまだわかりません。
果たして無事装着できるでしょうか。

この瞬間がどきどきしてたまりません。
最後に
今回モデリングしたような形状は、
比較的簡単に測定&モデリングができるので、
作っていて非常に楽しいです。
また部品が到着したら、
記事にしたいと思います。
今回の件をきっかけに、
- 今後失くしてしまいそうな部品
- すでに販売していない部品
は無くす前に自分で作成するのも良いかなと思いました。
当然ですが、紛失が心配な方は販売中止になる前に購入することをおすすめします。
また、
今回、
元部品の1.5倍以上のコストが掛かってしまいましたが、
造形品がカメラにうまく装着できた暁には、
肉厚や形状の簡素化して、
より安価に造形できるモデルを作成しようかと思います。
こまで読んでいただきありがとうございます。
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おまけ 最近買ってよかったもの

リモートワークも増えてきたので、
最近少し良いWebカメラを購入しました。
当初はミラーレスカメラをWebカメラとして使うこともありましたが、
利便性を考えるとやはりWebカメラを使ったほうが楽で今は愛用してます。
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